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仕上げ磨きの正しいやり方は?
まだ十分に歯磨きができない子供にとって、パパの仕上げ磨きは重要になります。
乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすいなど、3つの理由があるからです。
本記事では以下の点をわかりやすく解説します。

5年間毎日朝と夜の仕上げ磨きを行ってきた著者が、身につけたコツも一緒に解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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仕上げ磨きが必要な3つの理由

パパによる仕上げ磨きが必要な理由は以下の3点です。
- 子供だけでは汚れを落としきれないから
- 乳歯は虫歯になりやすいから
- 歯磨きの習慣づけになるから
1.子供だけでは汚れを落としきれないから
小さな子供はまだ手先の動きが不安定で、歯ブラシを細かくコントロールするのが難しいので、大人による仕上げ磨きが必須です。
口の中がどうなっているか理解している子も少なく、直接見ながら磨けないので、上達するまでに時間が必要になります。
特に、奥歯や歯の裏側、歯と歯ぐきの境目など、汚れがたまりやすい部分は、どうしても磨き残しが出やすくなります。
毎日の積み重ねが虫歯予防につながるので、1日1回だけでも、丁寧に磨いてあげましょう。
2.乳歯は虫歯になりやすいから
乳歯は表面のエナメル質や象牙質が薄く、永久歯に比べて虫歯になりやすい構造です。
一度虫歯になると進行が早く、あっという間に神経まで到達してしまうケースもあります。
また、乳歯が虫歯になると、その後に生えてくる永久歯の歯並びや質に悪影響を及ぼすリスクもあります。

仕上げ磨きで清潔な口内環境を保つことが、将来の健康な歯につながりますよ。
3.歯磨きの習慣づけになるから
仕上げ磨きを通して、「歯みがきは毎日するもの」という意識を自然と身につけられるのも、大きなポイントです。
嫌がる時期があっても、パパやママが毎日あたり前のように仕上げ磨きを続けていれば、いつしか歯磨きが日常の一部になります。
親子で顔を近づけて行う仕上げ磨きは、スキンシップの時間にもなるので、信頼関係を深めるきっかけにもなりおすすめです。
将来、自分で歯を守れるようになるためにも、小さな頃からの習慣づけが大切です。
仕上げ磨きは歯が生えてから10歳ごろまで!


仕上げ磨きは何歳から何歳まで行うの?
仕上げ磨きは歯が生えてから10歳ころまで行います。
最初に生えてくる下の前歯はガーゼで拭う
生後6か月ころになると、下の前歯が少しずつ生え始めます。
この時期は、まだ歯ブラシを使わず、ガーゼでやさしく拭うのが基本です。
授乳やミルクのあとに、濡らしたガーゼで歯の表面を優しくなでるように拭くだけでOKです。
口の中を触られることに慣れる目的もあります。
このステップを丁寧に行っておくことで、のちの歯ブラシへの移行がスムーズになります。
奥歯が生えてきたら歯ブラシを使って仕上げ磨き
1歳半〜2歳頃になると奥歯が生え始めるので、いよいよ歯ブラシを使った仕上げ磨きをスタートしましょう。
歯と歯ぐきの境目、奥歯のかみ合わせ面など、磨き残しが出やすい場所を意識して磨くのがポイントです。

最初は1分程度の短い時間でも構わないので、毎日続けるのが大切です。
10歳ごろまでは仕上げ磨きをしよう!
永久歯が生えそろい始める10歳ごろまでは、仕上げ磨きを続けるのが理想です。
自分で上手に磨けるようになってくるとはいえ、まだ細かい部分に届かなかったり、磨きムラがあったりする時期です。
特に、6歳臼歯(第一大臼歯、前から6番目)は虫歯になりやすいため、念入りにチェックしてあげましょう。
「もう大きいから大丈夫かな」と思っても、10歳くらいまでは1日1回、パパが確認してあげると安心です。
仕上げ磨きで使う歯ブラシと歯磨き粉の選び方

仕上げ磨きで使う歯ブラシと歯磨き粉を選ぶときは、以下を参考にしてください。
歯ブラシはヘッドが小さく柔らかいもの
仕上げ磨き用の歯ブラシは、ヘッドが小さくて毛がやわらかいものを選びましょう。
小さな口の中に入れても動かしやすく、歯ぐきや粘膜を傷つけにくいからです。
柄の部分が長めのタイプなら、大人が磨いてあげるときに角度を調整しやすく、見えづらい奥歯も磨きやすくなります。
子供の成長によりあごのサイズが変わるので、歯ブラシも定期的に見直して、子供に合ったものを使ってあげてくださいね。

うちでは以下の歯ブラシを使っています。
とても磨きやすくて、おすすめです!
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歯磨き粉はフッ素入りのもの
虫歯予防のためには、フッ素が入っている歯磨き粉を選ぶのが基本です。
フッ素には、歯の表面を強くしたり、虫歯菌の働きを抑えたりする効果があります。
フッ素濃度は、以下を参考にしてください。
年齢の目安 | フッ素濃度(ppm) | 使用量の目安 | 備考 |
0~2歳 | ~500 ppm | 切った爪程度(米粒大) | うがいが難しいので、ごく少量でOK |
3~5歳 | 500~1000 ppm | グリーンピース大 | 1日2回の使用を習慣づけると◎ |
6歳~(うがい可能) | 1000~1500 ppm | 1cm程度(大人と同じ量) | うがいができるようになったら濃度をUP可 |
香りや味が苦手だと歯磨きを嫌がることもあるので、子供が気に入る味のものを一緒に選ぶのもおすすめです。
最後につけるフッ素ジェルがあると◎
さらに虫歯予防を強化したい場合は、仕上げ磨きのあとにフッ素ジェルを塗るのもおすすめです。
歯磨き粉よりも濃度の高いフッ素が含まれているものも多く、歯の再石灰化をサポートしてくれます。
ジェルタイプなら口の中に広がりやすく、塗るだけなので簡単です。
寝てる間は唾液が少なくなるので、フッ素が落ちづらく、虫歯リスクを下げられます。
塗ったあとは30分ほど飲食を控える必要があるので、水分補給は歯磨き前に済ませておきましょう。

我が家では、以下のフッ素ジェルを使っています!
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【7ステップで完ぺき】仕上げ磨きのやり方
仕上げ磨きは以下の7ステップでOKです。
①お水やお茶を1杯飲む
仕上げ磨きを始める前に、まずはお水やお茶を1杯飲んでもらいましょう。
これには2つの理由があります。
睡眠時、コップ1杯分の汗をかくとも言われているので、水分補給としても重要です。
②体勢を整える(見えやすく、磨きやすい姿勢)
仕上げ磨きは、親が磨きやすく、かつ子どももリラックスできる体勢をとるのがポイントです。
膝の上に仰向けに寝かせて、顔を見ながら磨ける姿勢になれば、前歯も奥歯も確認しやすく、無理な力が入りにくくなります。
照明が暗いと見落としが出やすいので、明るい場所で行ってください。
③前歯の表面・裏側1本ずつ小刻みにやさしく磨く(1つの部分を10回ずつ)
前歯を磨くときは、1本ずつ丁寧に磨くのが基本です。
一本ずつ、表面・裏側をそれぞれ10回ずつ、小刻みにやさしく動かしましょう。
特に歯と歯ぐきの境目には歯垢がたまりやすいので、毛先を45度ほど傾けてあてると効果的です。

上唇の裏にある「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」は痛みに敏感なので、触れないように注意しましょう。
④奥歯はかみ合わせ部分も丁寧に磨く
奥歯は特に虫歯になりやすい場所なので、より丁寧に磨く必要があります。
かみ合わせ面・内側・外側の3方向から、角度を変えながら、10回ずつ磨いていきましょう。
奥歯は溝が深く、食べカスやプラークが残りやすいため、歯ブラシの毛先が届くようにしっかり動かしてください。
⑤歯と歯の間にデンタルフロスを使う
歯と歯の間は、歯ブラシだけでは約60%しか汚れが落とせないと言われているので、週に1〜2回はデンタルフロスを使いましょう。
できれば毎日1回行うと、しっかり落とせます。
フロスは左右に優しくゆらすように入れて、左右の歯に沿わすように動かして使うのがポイントです。
慣れるまでは怖がる場合もありますが、短時間でサッと済ませることで、抵抗感を減らせますよ。
⑥1回だけ軽くうがいする
磨き終わったら、1回だけ軽くうがいをさせましょう。
何度もブクブクうがいをしてしまうと、せっかく歯に残したいフッ素が流れてしまうからです。

まだうがいが上手にできない場合は、口に入れて吐き出すだけもOKです。
うがいの練習も仕上げ磨きの一部として、少しずつ慣れていきましょう。
⑦フッ素ジェルを塗る(その後30分は水を口にしない)
最後に、虫歯予防の効果を高めるためにフッ素ジェルを歯全体に塗ります。
ブラシや指ででやさしく塗ってくださいね。
フッ素は歯の再石灰化を促進し、歯を強くする働きがあるので、特に夜の仕上げ磨きに取り入れると寝てる間に効果を発揮します。
塗った後は30分ほど飲食を控えることで、フッ素の成分が歯にしっかりと定着します。
味付きの商品が多いので、歯磨きのしめくくりとして、楽しい習慣にしていきましょう。
子供が仕上げ磨きを嫌がるときの対策
最初は子供が仕上げ磨きを嫌がって、大変な思いをしてしまうかもしれません。
そんなときは、以下の方法を試してみてください。
歯磨き用アプリを活用
歯磨きアプリは、音楽やアニメーション、カウントダウン機能などがついていて、歯磨き時間を「遊び」に変えてくれます。
人気のキャラクターが登場するものや、歯を磨くたびにご褒美スタンプがもらえるアプリなど、子供の好みに合わせて選べるのも魅力。

うちの子は以下のアプリがお気に入りです。
ポケモンスマイル
「アプリで遊ぼう」と声をかけることで、仕上げ磨きへのハードルがぐっと下がりますよ。
歯磨きのご褒美にキシリトールタブレットを
仕上げ磨きができたあとの“ごほうび”として、虫歯予防に役立つキシリトールタブレットを活用するのもおすすめです。
甘さはあるのに砂糖は使われていないため、寝る前でも安心して与えられます。
お気に入りの味や形を選べば、子ども自身も楽しみにしてくれるはずです。
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パパ嫌期のコツについては、以下の記事で解説しておりますので、ぜひご覧ください。
【まとめ】仕上げ磨きのやり方をマスターして子供の歯を守ろう!
仕上げ磨きは、虫歯予防だけでなく、子供自身の歯磨き習慣につながる重要な時間です。
以下の7ステップだけマスターできればOKです。
最初は嫌がったり、うまく磨けなかったりすることもありますが、毎日少しずつ続けることで歯の大切さが伝わりますよ。
アプリやごほうびなども上手に活用しながら、子供の歯をしっかり守っていきましょう。
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