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子どもにどう声かけしたら良いんだろう?
子どもと一緒に生活していると、つい怒ったり無視したりしてしまいますよね。
声かけの内容は子どもの成長に大きく影響するので、メリットやNGフレーズを理解しておく必要があります。
そんなパパママに、本記事では以下の点を解説します。
- 声かけが子どもに与えるメリット
- 年齢別の声かけ方法
- 声かけするときのNGワード
本記事をご覧いただければ、子どもと楽しく過ごしながら、健やかに成長させていけるようになりますよ。
ぜひ最後までご覧ください。
ポジティブな声かけが子どもに与えるメリット4選

子どもに対して声かけを行うメリットは以下の4点です。
子どもの自己肯定感が高まる
子どもに対して優しい声かけを行うと、自分という存在が認められていると感じられて、自己肯定感が高まります。
子どもは周囲の大人、とくにパパやママからの言葉によって、自分のイメージを形づくっていきます。
たとえば、「あなたがいてくれて嬉しいよ」「パパは○○くんのこと大好きだよ」といった声かけは安心材料になります。
逆に、否定的な言葉や無関心な態度が続くと「自分はダメな存在かも」と思い込んでしまうこともあるので、避けましょう。
日々の積み重ねが、子どもの「自分は価値のある存在なんだという感覚」=自己肯定感をしっかり育てます。
感情を言葉で表現できるようになる

小さい子どもは、まだ自分の気持ちをうまく言葉にできないことが多いです。
そこで、「怒ってるんだね」「悲しい気持ちなんだね」と、親が代弁してあげることで、自分の気持ちを学んでいきます。
くり返し言葉で気持ちを伝えるやり取りをしていくと、少しずつ自分で表現できるようになります。
感情を言葉で冷静に表現できると、後々の人間関係やストレスへの対処力にもつながります。
行動の理由を考えられる
子どもの行動をストレートに怒るよりも、「どうしてそう思ったの?」と問いかけることで、行動と感情のつながりを考えられます。
「おもちゃを投げたのは、もっと遊びたかったからかな?」など、行動の背景を自分なりに考えるきっかけになります。

自分の行動をコントロールするのは、自制心の向上にもつながるのでおすすめです。
ただ叱るのではなく、「なぜそうなったのか」を一緒に考えていく姿勢が、子どもの思考力を深めます。
親子の信頼関係が深まる
声かけをマメにするのは、親子の信頼関係を築くうえでとても大切です。
子どもが「パパ・ママは私を見てくれてる」と実感することで「何か話をしたい」と感じて、会話が弾むからです。
パパ・ママがいつも味方だと思える安心感は、将来、子どもが悩みや不安を抱えたときに打ち明けられる土台になります。
これは、思春期など親子の距離が広がりやすい時期にも活きてきます。
たとえば「おかえり」「今日はどうだった?」「一緒にやろうか?」といった積み重ねが、子どもにとって心を支えます。
子どもの年齢に沿ったおすすめの声かけ

ひとえに声かけといっても、子どもの年齢に応じておすすめの言葉が違います。
その時期の子どもが受け取りやすい表現を使えば、より心に届きやすくなります。
【0~2歳】声のトーンや表情で「安心感」を伝える
2歳までは、まだ言葉の意味を完全には理解できませんが、パパ・ママの声のトーン、表情、身振りなどを敏感に感じ取ります。
「おはよう」「かわいいね」「大丈夫だよ」といった、短いけれど温かみのある言葉を、優しい声で語りかけてあげましょう。
スキンシップを取りながら話しかけることで、子どもは安心感を感じ、情緒が安定していきます。

たとえ言葉が通じなくても、パパママのまなざしと声のぬくもりが、子どもにとって一番良いコミュニケーションになります。
【3〜5歳】”共感+簡単な説明”で「わかってくれてる」と感じさせる
言葉を理解し、感情を少しずつ言語化できますが、気持ちが爆発してしまうこともまだ多い時期です。
「○○が嫌だったんだね」「こうしたかったんだよね」と、まずは気持ちを受け止める“共感”の言葉をかけると、子どもは安心します。
そのうえで、「でも今はお片付けの時間だよ」など、シンプルな理由を添えると、納得しやすくなります。
共感する姿勢を大切に、親子の信頼を深めていきましょう。
【6〜9歳】自分で気づける声かけを
小学校低学年は、少しずつ「自分で考えて行動する力」を育んでいく時期です。
親がすぐに答えを出すのではなく、「どう思った?」「どうしたかった?」と、考えるきっかけになるような問いかけが効果的です。
たとえば、ケンカをしてしまったときには、「相手はどう思ったか考えてみようか?」と自分の行動を見つめなおす時間がおすすめです。
気づきを与える声かけをとおして、子どもは感情のコントロールや、他者への思いやりを身につけていきます。
【10歳以上】一人の人として尊重する姿勢を大切に
思春期が近づくにつれて、子どもは「自分は自分」という感覚を強く持つようになります。
自分を強く感じる時期に大切なのは、親として教え導くのではなく、一人の人間として尊重する姿勢です。
「あなたはどう考えてる?」といったフラットな問いかけは、子どもが自信を育てるきっかけになります。
10歳頃を過ぎたら、“親からの指示”よりも“信頼しながら見守る対話”を意識しましょう。
【NG】避けるべき声かけ&おすすめの言い換えフレーズ6選

気を付けていても、厳しい声かけしてしまうことはあると思います。
そんなときは以下のように言い換えてみましょう。
感情をぶつける「いい加減にして!」→「今どうしたいのか教えてくれる?」
親も疲れていたり焦っていると、つい感情的になって「いい加減にして!」と強い言葉をぶつけてしまうことがありますよね。
しかし、これは子どもを落ち着かせるどころか、心を閉ざさせてしまうことが多いです。
子どもも理由があって行動しているので、背景を聞かずに怒ってしまうと、「話しても無駄だよ」と感じさせてしまいかねません。
そこで「今、どうしたいと思ってる?」と落ち着いて聞くと、子どもは安心して気持ちを話せるようになります。

親が感情を整えて声をかけることで、子どもも自然と落ち着いていきますよ。
怒らない子育てについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
否定的な声かけ「ダメでしょ!」→「もう少し○○してくれる?」
ダメという言葉はつい言ってしまいますが、具体性がなく、なぜダメなのかがが伝わりづらいことがあります。
繰り返し言われることで自己肯定感が下がってしまう可能性も。
代わりに、「もう少し静かにしてくれる?」「こうやってくれると助かるよ」と伝えると、子供は能動的に動きやすくなります。
指示を出すというよりも“協力をお願いする”というスタンスだと受け入れやすく、親子関係がよりスムーズになります。
他の子と比較「〇〇ちゃんはできてるのに」→「前回より上手になってるね」
他の子と比べるような言葉を口にすると、常に誰かと比較する習慣がついてしまい、自尊心が少しずつ削られていきます。
自分より劣ってる人を見て安心し、自分よりできている人を見て落ち込む癖がつくと、結果的に落ち込みがちになります。
元アメリカ合衆国大統領のセオドア・ルーズベルトも「比較は喜びを奪う」と発言しています。
他人と比較するのではなく、過去の自分と比較できるようにしてあげましょう。
「昨日より速く走れたね」「前より丁寧にできてるよ」と、“その子自身の成長”に目を向けた言葉をかけるのがおすすめです。

子どもにとって一番のライバルは他人ではなく“昨日の自分”です。
焦らせる「早くして!」→「あと○分で始めるよ。準備できそうかな?」

「早くして!」は便利な言葉ですが、何度も繰り返すと聞き流すようになったり、プレッシャーで動けなくなったりします。
急かすことで、親子の雰囲気もピリピリしてしまいますよね。
「あと○分で出かけるよ」「そろそろ準備しようか」と時間の目安を伝えると、心の準備ができます。
さらに「できそうかな?」「何を手伝えばいい?」と問いかけることで、子ども自身が考えて行動しようという気持ちも引き出せます。
急かすのではなく、タイミングを一緒に共有するのが大切です。
決めつける「どうせ無理でしょ?」→「まずは一緒にやってみようか」
何かをやろうとしている子に対して、先回りして否定してしまうと、チャレンジ意欲がなくなってしまいます。
また、子どものまわりをヘリコプターのように飛び回って監視・干渉しすぎるヘリコプターペアレンツが問題視されています。
親が決めつけず、「まずは一緒にやってみようか」と、寄り添いながらチャレンジする姿勢を見せるのが大切です。

小さな成功体験を積み重ねれば、自信と自己肯定感につながっていきますよ。
やる気がないとき「ちゃんとしなさい!」→「今日は疲れてる?どうしたい?」
やる気が出ない背景には、眠さ・疲れ・緊張・不安など、さまざまな理由が隠れている場合もあります。
「今日は疲れてるのかな?」「どんな気持ちだった?」と声をかけてみることで、子どもは安心して自分の本音を話せるようになります。
まずは“受け止める”ことを優先することで、子ども自身が自分の気持ちと向き合いましょう。
【まとめ】声かけで子どもの自己肯定感を高めてあげよう!

声かけは、子どもの心に安心感や自己肯定感を育てる力を持っています。
年齢に合った声のかけ方や、前向きな言葉の選び方を意識するだけで、親子の関係がグッと良くなります。
そして、完璧な声かけでなくても大丈夫です。
大切なのは、「ちゃんと見てるよ」「味方だよ」という気持ちが伝わることです。
子どもの気持ちに寄り添いながら、笑顔のやりとりを増やしていきましょう。
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