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「絵本を読み聞かせるときのコツはあるの?」
パパが子供と過ごす時間の中でも、とても大切な時間になるのが絵本の読み聞かせです。
語彙力が身に付いたり、共感力が高まったりなど、多くのメリットがあるからです。

我が家でも、読み聞かせを毎日欠かさず行っています。
本記事をご覧いただければ、子供の脳を育てる読み聞かせを習慣にできて、本を好きになってくれますので、ぜひ最後までご覧ください。
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絵本読み聞かせの魅力とは?

絵本を読み聞かせるのは良いと言われますが、具体的にどのような利点があるのでしょうか?
大きく分けて、以下の4つの利点があります。
語彙力が自然と身につく
絵本では、日常生活であまり使わない言葉や表現がたくさん登場するので、子供は自然と語彙を増やしていけます。
意味がわからない言葉でも、繰り返し聞くうちに理解が深まり、言葉の世界がどんどん広がります。
例えば、「きれいなほし」という言葉は、日常生活で頻繁に使う言葉ではありません。
小さい子供と夜空を見上げる経験は少ないからです。
しかし、絵本で夜空や星が描かれる作品を読めば、自分の語彙として使えるようになります。

絵本を通してさまざまな言葉や表現に触れることで、自然と語彙を増やし、言葉の世界を広げられますよ。
人の気持ちに共感できる
絵本の読み聞かせは、登場人物の気持ちに共感する力を育みます。
子供たちは物語を通して、喜び、悲しみ、怒りなどの感情を経験します。
「主人公はどう感じたかな?」と質問することで、登場人物の気持ちについて考え、自分の言葉で表現する練習が可能です。
絵本を通して共感力を養うことで、良い人間関係を築き、社会の一員としての責任を果たせるようになります。
親子のコミュニケーションになる
絵本を一緒に読むと、体が自然と寄ったり、ひざの上に座ったりと、身体的な距離がぐっと近くなります。
読み進める中で、子供の反応を間近で感じられるのも、読み聞かせならではの魅力です。
「このページが好きなんだね」など、小さな会話が生まれることで、子供の内面に触れるきっかけにもなります。

言葉だけでなく、気持ちもやりとりできる、あたたかな時間になりますよ。
寝る前のルーティンになる
絵本を寝る前に読むことで、子供にとって「読む=寝る準備」というルーティンができあがります。
毎晩同じリズムで過ごすことで、子供の体内時計が整いやすくなり、自然な入眠を促すと言われています。
また、絵本の優しい語り口や穏やかなイラストには、リラックス効果があり、気持ちを落ち着かせるのにぴったりです。
ルーティン化すれば、パパが負担に感じることも少なくなります。
5分でもいいので親子の絵本時間を習慣化させましょう。
絵本読み聞かせが盛り上がる4つのコツ

絵本の読み聞かせを楽しむためには、以下の4つのコツがあります。
1.キャラクターや場面にあわせて声色を変える
読み聞かせでは、登場人物の感情や場面の雰囲気に合わせて声のトーンを変えることで、物語がぐっと引き立ちます。
例えば、元気なキャラは明るい声、怖いシーンでは少し低く静かな声にするなど、声色にバリエーションを持たせましょう。
子供は話の世界により没入でき、集中力が続きやすくなります。
また、感情もこめて読むと、子供も一緒になって喜んだり驚いたりしやすいので、感情が豊かになります。

ただし、声の演じ分けは難しく考えず、パパが楽しみながら読む気持ちが大切ですよ。
2.句読点で間を設けてメリハリをつける
文章の句読点にはそれぞれ意味があるので、読むときには「、」や「。」でしっかりと間を取りましょう。
文章にリズムとメリハリが生まれ、子供にとっても内容がわかりやすくなります。
また、間をうまく使うことで、物語に緊張感や期待感を生み出すことも可能です。
「次は何が起こるんだろう?」と子供のワクワクが高まるのもメリットの一つです。
読み急がず、メリハリを付けて読むのが、子供の集中力と想像力を育むポイントになります。
3.話の途中で質問する

読み聞かせ中に「どう思う?」と声をかけることで、子供はただ聞くだけでなく、自分で考えながら話を聞けます。
自分で考える時間を設けることで、想像力や考える力を育てます。
反応が返ってきたら、意見はせず、その気持ちや意見を受け止めてあげましょう。
一方通行ではなく、双方向のやりとりにすることで、楽しく想像力を養えます。
4.読む時間と場所を一定にする
読み聞かせを毎日同じ時間・場所で行うことで、子供にとって安心感のあるルーティンになります。
たとえば「寝る前の10分間は絵本タイム」と決めておくと、自然と心が落ち着くので、入眠儀式として効果的です。
また、静かで集中できる場所を選ぶことも大切です。
お気に入りのクッションやぬいぐるみがそばにあると、子供もリラックスしやすくなります。
習慣化すると、読まないことが気持ち悪く感じられ、子供から絵本を持ってくるようになりますよ。
絵本読み聞かせのタブーを避けよう|失敗しないためのポイント

読み聞かせでは、避けた方がよいNG行動もあります。
一方的に読まない
子供が笑ったり驚いたり、話しかけてきたりする時は、一旦読むのを止めて、その反応にしっかり耳を傾けてあげましょう。
一方的に読み進めてしまうと、子供が「自分の気持ちは関係ないんだ」と感じてしまうこともあるからです。
あくまでも絵本を読む主役は「子供」です。
子供の反応を受け止めたうえで、一緒に物語を楽しみましょう。
一言一句最後まで読むのにこだわらない
絵本を読むとき、「すべての文章を完璧に読まなきゃ」と思う必要はありません。
子供が途中で飽きてしまったり、別のページに興味を示した場合は、その流れに合わせて読み方を変えても大丈夫です。
柔軟に対応することで、子供の「絵本は楽しい!」という気持ちを大切にできます。

無理に全て読もうとすると、読み聞かせが義務のようになり、お互いストレスを感じるので、こだわらないようにしましょう。
子供の反応を否定しない
子供が物語に対して言ったことに「それはちがうよ」と否定するのは避けましょう。
感性や想像力は人それぞれで、読み聞かせは自由に感じたり考えたりする力を育てる絶好のチャンスだからです。
大人の感覚と異なっていても、「そう思ったんだね」と受け止めることで、子供は安心して自分の気持ちを表現できるようになります。
自己肯定感を育てるためにも、共感的な姿勢が大切です。
単語や解釈に誤りがあると思っても、指摘しない
読み聞かせ中に、子供が言葉の意味を誤解していたり、物語の解釈がズレていると感じたとしても、すぐに訂正してはいけません。
大人だって、自分の言ったことを指摘されると、反発したくなりますよね。
大事なのは、指摘するのではなく、「○○ということかな」と言い換えた言葉をつぶやいてあげることです。
子供の中で「これって○○っていうんだぁ」と納得して、自然に解釈を改めていきますよ。
読み聞かせにおすすめの絵本10選

- 『だるまさんが』かがくい ひろし(ブロンズ新社)
- 『じゃあじゃあびりびり』まついのりこ(偕成社)
- 『おべんとうバス』真珠まりこ(ひさかたチャイルド)
- 『がたん ごとん がたん ごとん』安西水丸(福音館書店)
- 『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』みね よう/さいとう しのぶ(リーブル)
- 『ぱんどろぼう』柴田ケイコ(白泉社)
- 『はたらくくるまたちのクリスマス』作:シェリー・ダスキー・リンカー 絵:AG・フォード 訳:福本友美子(ひさかたチャイルド)
- 『おまえ うまそうだな』宮西達也(ポプラ社)
- 『めっきらもっきら どおん どん』長谷川摂子・作/ふりや なな・絵(福音館書店)
- 『こんとあき』林明子(福音館書店)
0~2歳向けおすすめ絵本4選
1)『だるまさんが』かがくい ひろし(ブロンズ新社)
「だ・る・ま・さ・ん・が…どてっ」など、ページをめくるたびに体を使ったおもしろい動きが登場するので、子供の笑いが広がります。
言葉のリズムが心地よく、繰り返し読むうちに赤ちゃんも自然と声に出して楽しめるようなシンプルさも魅力です。
「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」のシリーズ3作セットで買うのもおすすめです。
2)『じゃあじゃあびりびり』まついのりこ(偕成社)
じどうしゃの「ぶーぶー」や、いぬの「わんわん」、紙の「びりびり」など、身近なものの音をオノマトペで表現している一冊。
はっきりとした色使いと見やすいイラストと、厚みのあるボードブックにより、0歳から安心して使えます。

うちの長男のファーストブックでもあり、長年楽しめる名作ですよ。
3)『おべんとうバス』真珠まりこ(ひさかたチャイルド)
お弁当の具材たちが、バスに乗り込んでいくというユニークなストーリー。
「ハンバーグくーん」「はーい!」と、呼ばれた食べ物たちが元気よく返事をして順番に乗車していく展開にワクワクしますよ。
ページをめくるたびにどんどんにぎやかになり、最後は「しゅっぱーつ!」と一緒に声を出したくなること間違いなしです。
4)『がたん ごとん がたん ごとん』安西水丸(福音館書店)
黒い汽車が「がたん ごとん」と走る中で、「のせてくださーい」と、ミルクびんやコップなど身近なアイテムたちが乗ってきます。
まるで電車ごっこのような展開に、赤ちゃんも目を輝かせて聞いてくれますよ。
赤ちゃんの「絵本デビュー」にもおすすめのロングセラーです。
3~5歳向けおすすめ絵本4選
5)『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』みね よう/さいとう しのぶ(リーブル)
「あっちゃん あがつく アイスクリーム」「いっちゃん いがつく いちごジャム」と、リズムよく続くので、読み聞かせにぴったり。
さいとうしのぶさんのイラストはとても温かみがあり、細かいところまで丁寧に描かれているので、ついつい見入っちゃいます。

うちの長男も保育園で夢中になって読んだ結果、知らぬ間にひらがなを覚えたので、本当におすすめの絵本です。
6)『ぱんどろぼう』柴田ケイコ(白泉社)
くいしんぼうでちょっぴりおちゃめな「どろぼう」のパンが主人公の、ユーモアたっぷりの絵本です。
なんとも言えないタッチのイラストと、キャラクターの大きなリアクションが、くせになります。
繰り返し読みたくなるほど中毒性があり、たくさんシリーズ化もされてるので、ぜひ手に取ってみてください。
7)『はたらくくるまたちのクリスマス』作:シェリー・ダスキー・リンカー 絵:AG・フォード 訳:福本友美子(ひさかたチャイルド)
世界中で愛されている絵本シリーズ「はたらくくるまたち」のクリスマス編。
工事現場で活躍するショベルカーやブルドーザー、ミキサー車など、おなじみの“はたらくくるま”たちの心温まるストーリーです。
重機が好きな子どもたちはもちろん、クリスマスのワクワク感を感じられる内容で、読み聞かせにもぴったりです。
8)『おまえ うまそうだな』宮西達也(ポプラ社)
ティラノサウルスとアンキロサウルスの赤ちゃんとの心のふれあいを描いた、感動の恐竜絵本です。
作者は、ユーモアとやさしさをあわせもつストーリーに定評のある宮西達也さん。
ティラノサウルスが、しだいに親の気持ちを抱いていく様子に、とても共感できちゃいます。
シリーズ化もされており、何度も読み返したくなる名作です。
6歳~向けおすすめ絵本2選
9)『めっきらもっきら どおん どん』長谷川摂子・作/ふりや なな・絵(福音館書店)
ちょっぴりふしぎで、ちょっぴりこわい、不思議な世界に迷いこんだ男の子・かんたの冒険を描いた物語。
リズミカルで独特な言葉づかいや、不思議な3人組「もんもんびゃっこ」「おたからまんちん」「ぴっきらぽったこ」に引きこまれます。
言葉あそびの面白さと冒険心がたっぷりつまった一冊です。
10)『こんとあき』林明子(福音館書店)
ずっと一緒に過ごしてきたぬいぐるみの「こん」と女の子「あき」。
ある日、こんの腕がほころびたのを直すため、ふたりは遠くのおばあちゃんの家へと電車の旅に出る物語です。
林明子さんの細やかで温かい絵が、心の動きをやさしく伝えてくれる感動の名作。
ぬいぐるみとの絆や、成長する気持ちを大切にしたい6歳ごろに適した一冊です。
【まとめ】絵本の読み聞かせで親子の絆を深めよう!

絵本の読み聞かせは、言葉の力を育てるだけでなく、親子の心をつなぐ大切な時間です。
声や間の工夫、質問を交えるコツを取り入れて、子供と一緒に物語の世界を楽しみましょう。
ルールに縛られすぎず、子供の反応を受け入れながら、自由であたたかなやりとりを大切にしてくださいね。
今回紹介したおすすめ絵本を使っていただければ、日々の読み聞かせがもっと楽しい時間になりますよ。
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